襟の着け方 バージョン2

襟の着け方 バージョン2

ペット服の衿の着け方 基本的に、サイズが違うだけで人の服も犬の服も大差は無いのですが、時にペット服独特の縫い方をする場合が有り...

↑の一般的な着け方に続いて、こちらはペット服特有の襟の着け方です。

別にペット服独特な訳では無いですが、通常の人用のシャツではまず行わないような縫い方をペット服や人形の服では見られます。
理由は省力化です。

それ自体は良くも悪くも無い事なので、手間を掛けるか、或いは見た目がそれ程変わらないなら省エネで作るか、その辺りは自由に考えれば結構では無いかと思います。

襟の作り方は前回とほぼ同じですが、今回は生地の端までステッチを掛けます。
つまり、前回行ったような襟の下側(シャツに縫いつける部分)を折り返す事はしません。

襟の形を作ったら、下側(シャツに縫いつける部分)をミシンを掛けて口を閉じておきます。

シャツに直接縫い着けます。

2本のステッチは、(1)が前の工程で先に縫った方、(2)がシャツに縫い着けた方です。
シャツの生地は表側から縫っています。

縫い代を3本糸でロックします。

アイロンを当てて形を整え、表側から縫い代を抑えるように縫えば(白いステッチ)完成です。
実際には生地と同色の糸を使うので、余り目立ちません。
また、基本的に折った襟に隠れる部分なので、着てる限りは外から解る事も無いかと思います。

裏側はこんな感じです。
ロックの代わりにバイアステープで包んだり、チロリアンテープを縫い着けて端を隠す事も有ります。

ポロシャツ以外では人用のシャツではまず見かけない縫い方ですが、ペット服なら十分にアリな縫い方なので、あまり手間を掛けたくないなら、あっという間に仕上がるこの縫い方も悪く無いと思います。

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