ポロシャツの前立ての作り方-その2 シンプル前立て編

今回は前立ての別布が外に出ないバージョンです。

割とガチャガチャとしたデザインの多いペット服では余り使わないかも知れないですが、シンプルに仕上げたいならこの方法が使えます。

今回も前立てはシーチングを使います。
仕上がりは15mmで作るので、大きい方が50mm、小さい方は25mmで裁断しました。
今回は端を折って仕上げますが、ロックで済ます場合も良く有ります。
端の仕上げ方によって寸法は変わります。

オレンジ色の前身頃にこのように置いて、黒のステッチの通りに縫います。
縫う位置は、端から2~3mm程度です。
なお、今回はこのようなラインで縫いましたが、下部を四角く縫う場合は、左右対称に縫う場合も有ります。

縫えたら赤の破線部分でカットします。

糸を切らないように注意してカットしましょう。

今回は下部は単に真っ直ぐ切っただけですが、Y地に切れ込みを入れる場合も有ります。
また、ニット生地によっては裂けたり解けたりしやすい場合が有るので、その場合は接着芯を貼って補強しておきます。

ひっくり返したらこのような形に成ります。

小さい方の前立てを15mmの幅に折り、大きい方も同じ幅に成るように折ります。
この際、重ねあわされる前立ての幅が揃ってると綺麗に仕上がります。

前立て下部を縫っておきます。
この際に縫うのは黄色い生地の2枚の前立て部分のみ。
オレンジ色の前身頃とは縫い合わせません。

最後に黒の破線部分を縫えば完成です。
なお縫う際には左右の前立てを間違って縫い合わせないように注意しましょう。

これで完成です。

冒頭にも書きましたが、ペット服には少々地味なので余り一般的では無いかも知れないのですが、ボーダー柄なんかの柄合わせをする必要が無いので意外と作るのも簡単です。
あっさりと仕上げたい場合には是非。

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